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マルチアクセスソリューション

十分な通信インフラが確保できない遠隔地で1万2千人が来場。屋外コンサートの運営・決済を支えた通信環境を構築。

イベント主催者(非公開)

導入事例概要

業種
イベント興行
導入規模

2日間で計約12,000人を動員した屋外コンサート

設置場所

遠隔地の屋外会場(非公開)

導入事例の「十分な通信インフラが確保できない遠隔地で1万2千人が来場。屋外コンサートの運営・決済を支えた通信環境を構築。」のイメージ画像

導入前の課題

  • 携帯電話の電波が通じづらい遠隔地で、イベント運営に十分な通信環境を確保できない

  • 各ブースが建物から離れており、建物からの電源供給が難しい

  • キャッシュレス決済などインターネット接続を前提とした運用が必須

導入のポイント

  • 衛星回線を活用して携帯電話の電波が弱い環境でもネットワークを構築

  • 事前のレイアウト変更に備え余剰機材を持ち込み臨機応変に対応

  • 雨天時も定期的な現地巡回と常時モニタリングにより通信を維持

導入効果

  • 通信に関する不安を抱えることなくイベント運営に集中できた

  • 飲食エリアでのキャッシュレス決済や運営スタッフの通信を確保

  • 悪天候下でもトラブルなく安定した通信環境での開催が実現

導入概要

近年、屋外でのコンサートやイベントでは、キャッシュレス決済の導入や運営スタッフ間のリアルタイムな情報共有など、インターネット接続を前提としたオペレーションが不可欠となっています。
しかし、山間部や遠隔地の屋外会場では、ブロードバンド回線を敷設できず、携帯キャリアの電波も届かないケースが少なくありません。

今回の2日間で計1万2千人を動員した屋外コンサートでは、十分な通信インフラが確保できない環境において、「マルチアクセスソリューション」を導入いただきました。
衛星回線を活用して通信環境を構築し、運営スタッフの業務やフードトラック・飲食ブースでの決済を支える通信を確保した様子を紹介します。

導入前の課題

携帯電話の通信が使えない会場で求められるキャッシュレス決済の導入

会場は既存の通信インフラのみではイベントの業務用途に耐えられず、ネットワーク環境は実質的に利用が困難な状況でした。イベント主催者様は、以前から会場利用者より「携帯電話の通信が使えない」という声が届いており、通信環境に課題があることを認識されていました。

今回のイベントでは、フードトラックや飲食ブースでのキャッシュレス決済端末の運用が求められていました。

広大な屋外エリアにおける物理的な制約

会場は広大な屋外エリアであり、飲食ブースが点在していました。屋外であるため建物からの電源供給も難しく、通信と電源の両面で厳しい制約がありました。

IIJエンジニアリングの提案

こうした通信・電源の制約という課題に対し、IIJエンジニアリングが提案したのがマルチアクセスソリューションを用いたネットワーク構築です。
既存のブロードバンド回線や携帯キャリア網に頼れない環境において、衛星回線をメイン経路とし、現場の決済や業務を支える通信環境を整備しました。

対応内容

衛星回線を前提とした現地調査と事前設計

事前の現地調査において、電源・ブロードバンド回線ともに利用できないことが判明したため、「実際に安定して確実に通信が使えること」を最優先に、衛星アンテナやWi-Fiアクセスポイントの配置・構成をしました。

決定した機材構成は飲食エリアにアクセスポイント4台、ステージ裏のスタッフ待機エリアに2台、入場ゲートに衛星ブロードバンドアンテナからの有線接続で2台という計8台構成です。

電源については主催者側に発電機をご用意いただいたほか、ポータブルバッテリーを複数台持ち込み、機材の稼働に必要な電源を確保しました。

現場の急な変化にも対応する「臨機応変な調整力」

イベント現場特有の課題として、事前のヒアリングで指定されていたレイアウトと、当日の実際のレイアウトが異なるケースが多々あります。 IIJエンジニアリングではこうした現場の急な変化にも対応できるよう、余剰機材を持ち込んで柔軟に調整できる体制を整えています。

今回も持ち込みの部材で臨機応変に対応し、無事にネットワークを構築しました。

雨天時も安定稼働を支えるフィールドエンジニアリング

短期イベントでは機材を設置して終わりではなく、開催期間中に通信を維持し続ける運用が必要です。

本件ではイベント開催中に人の滞留が起こることが予想されていました。

そのため、機器の設置位置の調整が発生する可能性があり、通信状況を常時モニタリングしました。
さらに雨天であったため、雨風による影響を考慮し、定期的な現地巡回を実施。機材の転倒や異常がないかを直接目視で確認し、安全対策を徹底しながら現場を支えました。

Wi-Fiアクセスポイントは約2.5mの高さに設置し密集時の電波減衰を抑制。雨天時も定期巡回を行い、安定通信を支えました。
Wi-Fiアクセスポイントは約2.5mの高さに設置し密集時の電波減衰を抑制。雨天時も定期巡回を行い、安定通信を支えました。

導入効果とお客様の声

イベント主催者様からのコメント

既存の通信インフラが実質利用できない遠隔地の屋外会場での開催となりましたが、私たちは通信インフラに関する知見が十分ではありませんでした。
そこで、イベントでの通信環境の構築について、IIJエンジニアリングへ相談しました。
結果的に通信については任せることができ、ネットワークに関する懸念を抱えることなくイベント運営に集中できました。
そして、キャッシュレス決済や運営スタッフが使用する端末でも安定した通信を利用することができました。

業務利用に耐える通信インフラが十分に整っていない遠隔地でも、衛星回線の活用によって2日間・計1万2千人を動員したイベント運営を支えられることを実証した事例です。

屋外でのコンサートやイベントを運営されるお客様にとって、具体的な検討材料として参照いただけます。

導入企業

企業名
イベント主催者(非公開)
業種
イベント興行

この事例が参考になるケース

この事例ではイベント運営業務において十分な通信インフラが確保できない遠隔地の屋外会場で、衛星回線を活用し、会場条件に応じた設計・調整を行いながら通信環境を整備しました。

特に、次のような課題をお持ちのお客様にとって、具体的な検討材料として参照いただけるでしょう。

このような課題感を持つお客様におすすめ

携帯電話の電波が届かない場所で決済や運営用の通信環境を構築したい。

ブロードバンド回線を必要な場所へ敷設できない。

屋外にある会場のため雨天やレイアウト変更にも臨機応変に対応してほしい。

通信回線だけでなく、現地調査から当日の運用・サポートまでまとめて任せたい。

屋外イベント・コンサートの通信環境整備をご検討中の方へ

十分な通信インフラが確保できない遠隔地でのネットワーク構築や、雨天・急なレイアウト変更といった現場特有の課題対応など、現場条件に応じて最適な通信構成をご提案しています。

ブロードバンド回線の敷設が難しいケースや、事前の現地調査から当日の運用・サポートまで含めて対応してほしい場合など、お気軽にご相談ください。

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