3万人超規模の試合会場でも、安定した入場・物販の通信を確保。エコパスタジアムで「マルチアクセスソリューション」を導入。
株式会社ジュビロ(ジュビロ磐田)様
導入事例概要
- 業種 :
- スポーツ興行
- 導入規模 :
3万人超規模のJ1リーグ開催会場
- 設置場所 :
小笠山総合運動公園 エコパスタジアム
〒437-0031 静岡県袋井市愛野2300-1- 導入サービス :
- マルチアクセスソリューション
導入前の課題
来場者が集中すると、通信が不安定になりやすい
必要なエリアに固定ブロードバンド回線の敷設が難しい
電子チケット確認やキャッシュレス決済に通信影響が出やすい
導入のポイント
衛星ブロードバンドとWi-Fiを組み合わせ、安定した通信環境を構築
入場ゲートや売り場周辺など、運営上重要なエリアを優先して通信環境を整備
会場環境に合わせて、機器配置や電波状況を調整
導入効果
入場時の電子チケット確認をスムーズに実施できた
物販・飲食売り場でキャッシュレス決済を安定して利用できた
行列緩和と運営品質向上につながった
導入概要
スポーツイベントの現場では、入場確認や物販・飲食売り場での決済など、通信を前提としたオペレーションが広がっています。
一方で、多くの来場者が集まる会場では、携帯キャリア網の混雑や固定回線の敷設が難しい環境により、安定した通信の確保が課題となっていました。
2024年8月11日にエコパスタジアムで開催された明治安田J1リーグ第26節「ジュビロ磐田対鹿島アントラーズ」の試合では約3万3千人が来場しました。
当日は入場ゲートやグッズ売り場周辺など10カ所に、衛星ブロードバンドアンテナ3台とWi-Fiアクセスポイント10台を設置し、運営上重要なエリアで安定した通信環境を確保しました。
導入前の課題
来場者集中時に、業務利用の通信まで不安定になりやすい
入場ゲートでの電子チケット確認やグッズ・飲食売り場でのキャッシュレス決済など、通信を前提とした運営業務が行われる会場では、混雑により通信品質が低下し、運営業務へ支障が生じることがあります。

試合当日は3万3千人超が来場し、携帯キャリア網が混雑したことで安定した通信の利用が難しい状況でした。
【画像左】が入場開始直後のスピード測定結果です。
こうした状況下でも運営業務を止めないよう、マルチアクセスソリューションの衛星ブロードバンド回線をメインのインターネット接続として利用しました。
その結果、【画像右】で示されている通り、業務利用にも問題ない程度の通信速度が確保できています。
必要な場所に、必要な通信を届けるのが難しい
スタジアムのような広大な会場では、固定ブロードバンド回線を敷設することは容易ではありません。
また、短期イベントのために常設設備を維持・管理するとなると、コストや運用負荷も大きくなります。そのため、必要な期間だけ、必要なエリアで通信を利用できる方法が求められていました。
IIJエンジニアリングの提案
こうした課題に対してIIJエンジニアリングが提案したのが、「マルチアクセスソリューション」です。
今回の構成では、衛星ブロードバンド通信サービスを高品質なIIJバックボーン経由でインターネットへ接続する通信環境と、現場で利用するWi-Fi環境を組み合わせることで、携帯キャリア網の混雑影響を受けにくい通信環境を構築しました。

今回は入場ゲートやグッズ・チケット売り場周辺など、運営上重要なエリアを対象に通信環境を整備しました。【下画像】
主に西・北・東ゲート付近の3エリアを中心に、それぞれの周辺にあるグッズ・チケット売り場も含めて、通信環境を提供しました。
複数エリアへ対応するため、衛星ブロードバンド接続用アンテナを3台設置しました。

対応内容
入場ゲートや売り場周辺に通信環境を整備
今回の導入では入場ゲートやグッズ売り場周辺など、通信利用が集中するエリアに通信環境を提供しました。必要な場所へWi-Fiを配置することで、電子チケット確認やキャッシュレス決済で利用する通信環境を整備しています。
現地環境に合わせて衛星ブロードバンドアンテナの設置場所を調整
衛星ブロードバンド接続を利用するためには、空が見通せる環境が必要です。
しかし、現地では北エリアと東エリアでスタジアムの屋根の形状が影響し【下画像】、当初想定していた設置位置では衛星通信を利用できませんでした。
そこで、Wi-Fi利用エリアから少し離れた場所へ設置場所を変更しました。会場環境に応じて柔軟に機器配置を調整することで、安定した通信環境を確保しています。

人が集中する状況を踏まえて機器を設置
西エリアでは人通りが多く、地面付近にアンテナを設置すると、人影によって衛星通信が遮られやすい状況でした。
そのため、アンテナの高さを確保できるように設置方法を調整し、転倒防止対策も実施しました。
Wi-Fiアクセスポイントについても、人が多く集まる場所では電波が遮られやすくなるため、安定して通信できるよう高さを確保して設置しました。
通信品質だけでなく、安全面にも配慮しながら機器の設置位置を調整した点も、今回の対応の特徴です。

設置から運用当日までを見据えた対応
短期イベントの通信環境では、運用当日に安定して利用できることが重要です。
IIJエンジニアリングは現地での電波状況の確認や機器配置の調整を行い、イベント当日に安定して通信を利用できる環境を整えました。
導入効果とお客様の声
ジュビロ磐田様からのコメント
多くの方のご来場が想定されるエコパスタジアムにおいては、安定した通信品質を保つことが積年の課題でした。また、昨今のチケットや決済の電子化に伴い、通信環境の構築はより重要度を増しています。
今回IIJエンジニアリング様にマルチアクセスソリューションを導入いただけたことで、3万人以上の方にご来場いただいた状況下でも、入場・グッズ販売・飲食販売などをスムーズに実施することができました。
また、利用に専門的な知識を必要としないため、入場ゲートやグッズ売り場など、さまざまな現場での業務やサービス提供においても幅広く活用できました。
株式会社ジュビロ 事業統括本部 事業本部 運営部
営業グループ グループリーダー
渥美六三四 様
今回はサッカーの試合会場において、入場ゲートでのチケット確認やキャッシュレス決済を安定して利用できる通信環境を整備しました。
スポーツ興行やコンサートなどのイベント運営において、通信環境の整備を検討する際の参考事例としてご活用いただけます。
導入企業
- 企業名 :
- 株式会社ジュビロ(ジュビロ磐田)
- 業種 :
- スポーツ興行
この事例が参考になるケース
この事例では、イベント会場の通信課題に対して、会場条件に合わせたWi-Fi環境のエリア設計・現地調整・当日運用まで一貫して対応した取り組みをご紹介しました。
特に、次のような課題をお持ちのお客様にとって、具体的な検討材料として参照いただけるでしょう。
このような課題感を持つお客様におすすめ
来場者集中時の通信混雑が入場や決済のオペレーションに影響している。
固定回線を必要な場所へ柔軟に敷設できない。
短期イベントでも、現場運営に耐える安定通信を確保したい。
通信回線や機器の提供だけでなく、機器設置や現地での電波調整まで対応してほしい。
この事例で利用したサービス
イベント会場・スポーツ興行の通信環境整備をご検討中の方へ
来場者集中時の通信混雑対策、入場ゲート・物販エリアでの安定した通信環境の整備、短期イベント向けのネットワーク構築などについて、要件に応じて提案しています。
固定回線の敷設が難しいケースや、会場環境に応じた機器調整まで含めて任せたいケースも、お気軽にご相談ください。
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